雄鹿の鳴き声を聞いたこと、ありますか?
今日は午前中、晴れ間も見えて、昨日よりいくぶん暖かい一日でした。静かな松木の渓谷に、オスジカの、縄張りを主張しての鳴き声が時折響くのですが、その声も高低や威勢の良さなどが違っていて、良く聞いていると面白いですね。ちょっと犬の鳴き声に似ているかも。今の時期は恋の時期でもあるそうで、オスジカ2頭が出会うと決闘になるのだそうです。
今日の最初のお客さんは、アナグマさんでした。こちらに気づいたのか雨粒があたったのに驚いたのか、一瞬ビクッとしてみちくさの縁の下に入って行きました。その後はお構いできなかったのですが、気に入ってもらえたかどうか。
その後、足尾でクマ(アナグマじゃないです…)を追っている写真家の横田さんに話を聞く機会がありました。今年はクマが思ったように姿を見せてくれないそうです。いつもならコナラやミズナラの実がなると集まる場所に出てくるのだけれど、それが全く見られないのだとか。もしかしたら長い周期での生活の場所が変わってきているのかもとのこと。その理由が何なのかはわかりませんが、影響のひとつにヒトが関わっているのは間違いないでしょうね。
クマの糞がおちていた場所。調べたらクリを多く食べていたそうです。
お昼過ぎに、女性4名のハイカーに立ち寄って頂きました。皆さん同級生だそうで、遠目でも賑やかで楽しそうでした。昨年立ち寄ってくださった方もいて、また来てくださるのは嬉しいですね。コーヒーのお礼にとお菓子をいろいろ頂いたうえ、寄附まで頂きました。有り難うございました!
入れ替わるようにして立ち寄ってくださったのが、トレラン姿の皆さんでした。関東各地から集まったと言う8名の皆さんは、間藤駅から足でやって来て、松木の奥まで行って帰ってきても、疲れた様子も見せて居ませんでした。私たちの話にもじっくり耳を傾けてくださり、有り難うございました!!
この木は15年前初めて僕がみてからずっと同じような姿をしていて、シカに食べられたり風に折られたりしながらも、グネグネと幹を延ばして頑張っていたのですが、ついに力尽きてしまったようです。なんとも寂しいなぁと思って良くよく見ると、根元には脇芽がしっかりと顔を出していました。
このまま順調に成長して欲しいものです。(舎人 塚崎 小黒 本日の線量 0.109μSv)
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