16年振りのアタック、松木渓谷の激変に驚き!
北九州を中心にした数十年に一度の豪雨、被害にあわれた皆さんに心からお見舞い申し上げます。これも地球温暖化の影響であることは間違いありません。「待ったなし!」の取り組みをして行かなければなりません。そんなことを考えてオープンした昨日の「みちくさ」。
松木渓谷入口の気温はウナギ登り、寒暖計は昼前に30度を超えました。小屋周辺では、ネジバナがピンク色の可憐な花を付け、“みちくさ農園”ではバイカイカリソウが白い花びらを輝かせています。
この暑さでは来舎してくれる人はゼロかと思っていたら、大きなリュックを背負ったお二人が寄ってくれました。前日に松木渓谷に入り、一泊してニゴリ沢まで行ってきたそうです。16年振りに訪れた松木渓谷は、「緑が多くなり、あの頃と比べると激変している」と、驚いていました。
話を伺うと、「足利水土里探偵団」というNPОの役員をされている方でした。後でホームパージを検索すると、微生物を活用して、生ゴミやヘドロなどを有機肥料に変え作物作りに活かすという循環を創り出す活動・啓蒙を行なっているそうです。森びとと共通する個人や団体の話にもなり「繋がっていますねー!」と笑顔のひと時でした。
次の来訪者は宇都宮の大澤さん。大澤さんは海の傍で育たちましたが、山が大好きになり、月に1度は松木沢を訪れていました。鹿やキツネ、熊の写真を撮っているそうです。みちくさ日記にも2~3度登場されたとのことで、本日は後ろ姿でパチリ。
それにしても海水温度の上昇が大雨を降らす気象は近年に世界の人々の暮らしを脅かしていることに、本気になって向き合っていかなければならないことが頭から離れません。一本でも多くの木を植えて、森を元気にしていきたいと話し合った一日でした。本日の線量は、0.131μSv/hでした。(舎人:松村宗雄・橋倉喜一)
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