気分も心も晴れ晴れ!春が連れてきた素敵な出会い
「みちくさ」オープン2日目、天気は晴れ、風もなく気温は13度まで上がり、春本番という感じでした。朝からとても清々しい出会いがスタートしました。
午前中は、これから約一ケ月かけて舎人が作る「竹音器」の材料の肉厚の竹を切断しました。透き通った青空の下で、ホオジロの囀りを聞きながら、その材料を揃えました。作業をしている途中、松木渓谷に向かって散策してきたハイカーやカメラマンに、「帰りに寄ってください!」と声をかけ、午後の出会いを待ちました。
昼食後、最初に寄ってくれたのは以前にも通り過ぎている男性2人。30年前に足尾ジャンダルムにアタックしていた方々。青年時代が懐かしくなり、岩山を訪れていると言います。2人は面白い話として、当時、ロッククライミングしていると地上に置いてきたリュックを空けたカラスが、中に入っていたチョコレートを食べてしまった、という事でした。とても仲の良さそうな2人でした。
次に寄ってくれたのは、高価なカメラ2台を持って写真を撮ってきたというTさん。出身は秋田県小坂鉱山のある町、祖父も鉱山関係の仕事をしていたそうです。足尾の風景を見ると「何かしないといけない気持ちになる」と、言っていました。植林のボランティアも経験しているそうです。日程が合えば、5月の植樹祭に来てみたい、と言っていました。
Tさんが帰った後には、伊勢崎市から来た親子4人。娘さんは疲れているのか、お父さんの背中で笑顔を見せてくれました。仁平スタッフがドングリのストラップをプレゼントすると、お母さんは「ドングリが好きな子なのでありがとうございます」と、言ってくれました。
その後、足取りも軽そうに帰ってきた30歳の若者2人。「クライミングですか」、と尋ねると、「幕岩をアタックしてきました」と言ったので驚きでした。「みちくさ」オープンして6年目ですが、幕岩をアタックしてきた方と出会のは始めてでした。楽しそうに、アタックの様子を話してくれました。
最後は、今市市から来たというご夫婦。愛犬の散歩を兼ねて、一日3時間程の散歩をしていると言っていました。とても楽しそうに散歩している様子でした。帰りに、今市名物の饅頭をご馳走してくれました。ありがとうございました。
今日はとても楽しい出会いがありました。天気も心も清々しく、気分も晴れ晴れとした一日でした。皆さんは、「足尾・松木渓谷の静けさがとても好きだ」、と言っていました。(本日の放射能線量は0.148μSv/hでした。舎人:仁平範義、高橋佳夫)
昨日はコーヒーご馳走さまでした。
若い頃通い詰めた松木沢、30年経過した今も年に1~2度、散策に訪れております。
前日のテント泊は若干の降雪もあり気温は氷点下、久々に冬山気分も堪能できました。
復活しつつある松木沢の樹木の景観、訪れる度に感慨が深まります。
また次回も、お寄りさせていただければ幸いです。ありがとうございました。
投稿: 元クライマー | 2017年4月 3日 (月) 08:25