空が高くなってきた松木沢です
朝9時、27.5℃。今日の松木沢の空の青は、とても澄んでいました。
みちくさの前を通るのは釣りの方か岩登りの方でした。釣果もまずまずのご様子。「水量が多い」とのお話も。下流の草木ダムの貯水率を後で見たところ、9/2に97.7%に到達し、渡良瀬川の取水制限は全面解除されていました。
あれほど懸念された水不足の心配はいつの間にか消えていましたが、例年にない台風の襲来といい、気候が変だという感覚は拭い去れません。
午前中に、お馴染みの滝沢さん親子が、「7月に捕まえたカナヘビが産んだ卵を孵化させたので」とその子どもたちを松木沢に帰しにやってきました。
カナヘビたちは、少しジッと考えて(?)から、みちくさの小屋陰に消えて行きました。カナヘビの寿命は2~3年だそうです。
虫やハ虫類がとても好きで、とても詳しい親子さんです。自然の生き物のサイクルを教えてくれてありがとう!
加賀スタッフも奥様と来られました。滝沢さん親子の「民集の杜の外側で、金網に突進するウリボウを目撃」の情報を基に、そろって確認に行きました。
加賀スタッフが金網で先週ふさいだ土管です。
特に異変はありませんでしたが、植樹あとを荒らしているのは、やはりイノシシではという思いが強まりました。イノシシ対策は悩ましいですが、みちくさに戻るときの松木渓谷はすがすがしい秋空でした。
加賀さん、甘い梨をごちそうさまでした。お昼を食べた皆さんが帰られた後は、また静かな松木沢に戻りました。
そこで、橋倉スタッフと一緒に、新しいベンチづくりに挑戦開始です。チェーンソーとノミを使って奮闘。初めてノミを使った筆者は、何度もツチを手に打ち付けて飛び上がってばかり。
今日のうちに完成には至らず、橋倉スタッフが引き続き製作です。近々皆さんに座っていただけると思いますのでお待ちください。
15時頃、ジャンダルムに登ってきたTさんとYさんが立ち寄られました。みちくさのアルバムをお見せしました。特にTさんは15年前から松木沢の岩や氷を登っているそうで、アルバムの写真で昔と今を較べておられました。橋倉スタッフが、昔ヘリコプターで土や種を撒いたときにタールも撒いたと話をした際、Yさんが「ジャンダルムが所々黒いのはそのタールのせいでは?」と話されたのは印象的でした。調べてみたいと思います。ぜひまた気軽に寄ってください!
今後秋晴れの日が増えて、多くの"森とも"の皆さんと交流できることを楽しみにしています。
今日の当番 : 橋倉・唐澤 (今日の放射線量:0.131μ㏜)
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