ゆったりとした時間と爽やかな風がながれています。
本日は5月2日(土)、天候は快晴。ゴールデンウィークですので、新緑を愛でに松木渓谷を訪れる“森とも”の訪問を心待ちにしながら遊働楽舎「みちくさ」を開店しました。
9時30分の気温は26℃、気持ちのいい一日を過ごせそうです。晴天が続いていますので苗木のポットはすぐに乾いてしまいます。「みちくさ」の番を松村さんにお願いし、ポット苗に散水をしました。「水も滴る、いい苗木」、みな気持ちよさそうです。
昼を過ぎても松木村を訪れる人の姿はありません。遠目に見える新緑の臼沢の森や松木の杜の様子を見に行きました。松木の森は8mほどに生長した木々に葉が開き、薄緑の葉に光があたり、キラキラと輝いています。
木々のトンネルをくぐり木の階段を登ると、風にそよぐブナの新葉は金色に輝き、目を楽しませてくれます。シラカバ「臼沢の乙女」も青空に向かって、シャキッと背を伸ばしています。トチノキはこれから大きな葉を広げます。足元に目を移すとミズナラの実生が葉を広げています。
臼沢から下を見下ろすと木々の間から“松木の杜”が見えます。まだ芽吹いていない木々もありますが、着実に足尾の大地に根付き“いのちの森“を形成しています。
松木村を想像して描かれた絵画を見、往時の松木村を思いながら松木の杜からジャンダルム方面を眺めてみました。心地よい風が吹き、ゆったりとした時間が流れて行きました。
養蚕を営み、野菜を育て、収穫に汗を流す村民の姿がまぶたに浮かぶようです。人間は森に寄生してしか生きられない存在です。(宮脇昭森びと最高顧問から学びました)
そして、一度壊した自然を取り戻すには多くの労力と年月がかかります。新松木の森の木々は、競争しながら、少し我慢し共生し合い成長しています。昨年植えた民衆の杜の苗木もしっかりと芽吹いています。
5月23日、「第34回足尾ふるさとの森づくり」が開催されます。山と心に木を植えて10年、地球温暖化をなんとか防ぎたいと思っている方や、南相馬市の復興を応援したい方など、多くの森とものみなさんのお越しをお待ちしています。
(舎人:松村宗、清水 本日の放射線量 0.147μsv/h)
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