現場に立つと、様々な発見ができますよ
本日の8時45分の足尾の天気は曇りで、気温は24℃でした。
今日の唯一の訪問者はJREU東京の皆さん16名で、20代~30代の男女です。彼らは、一昨年の東日本大震災の被害を受けた福島県南相馬市が計画している森の防潮堤づくりを応援するために、組合員が1人2つのどんぐりポット苗づくりを昨年秋から始めています。「いのちを守る森づくりプロジェクト」を結成し、これまでどんぐり拾いや種まき、南相馬市の苗床置き場や過去にガレキを使用して作られた横浜市の山下公園を訪問してきたそうです。
午前中に臼沢の森を訪れたあとに、みちくさに寄ってくれました。外に設置をしていた望遠鏡には対岸にいる鹿がハッキリと見ることができ、「いた、いた」や「こっち向いているよ~」などと一様に驚いていました。さて、帰り際に松木沢にいる鹿は皆さんを見送ってくれたでしょうか?
昼食後に高橋副理事長から“人間は森から生かされている”ことについて講義がありました。途中、クスノキを嗅いでもらい、「何の臭いか分かるかなぁ?」と尋ねますが、あまりピンとこなかったようで、「タンスに○○」だよとヒントを出すと、「あ~ぁ」と分かってもらえたようでした。私もそうですが、自然の中に身を置くことが少なくなっていて、出来上がったものは見たことがあったとしても、それが何から出来上がっているものなのか分からないことが多々あります。日々勉強ですね。
ほんの短い時間ではありましたが、皆さんは普段体験できないような森の大切さを感じ取ってくれたのではないかと思います。是非、50年先、100年先を見据えて職場でいのちを守る森づくり・いのちを支える森づくりをリードしていくことを期待しています。
(今日の舎人:髙橋・小林 本日の線量0.229μSv/h)
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