森は大地を支える
今日は朝、みちくさに着くときは曇りでしたが、すぐに雨が降り出して、一日中梅雨の雲の中にいるような天気でした。
そのような天気のせいか、今日は来訪者はいませんでした。
でもこうしたしっとりとした一日もいいものです。雨の中、松木の自然を観察しました。
昨日から雨がけっこう降っていることもあり、松木ではどうなっているのか気になるところでした。
川を見に行きました。
思ったほど増水してないようでした。
でも、この川、昨年の台風の時に川筋が変わって、みちくさへと続く土台の岩に直接川があたるようになっていました。
これからこの岩がどんどん侵食されていくのかと思いました。川の浸食は恐ろしいほどです。
ここ松木は、木がなくなったことにより、雨のたび土砂が流れてしまい木が生えにくい土地になってしまったことはよく知られたことです。われわれが、植樹している臼沢と、何もしていない反対側をみるとそのちがいが一目瞭然です。
将来、この山も土砂が流され松木沢の奥にある名所ジャンダルムのようになってしまうのでしょうか。
格好いい岩山もいいですが、岩だけの山なんて、とても寂しいものです。緑もあって、岩もある、それがいちばんいいのだと思います。
帰りに、舎人で一緒の鎌田さんに足尾砂防ダムでとまってもらい、そこから川を見てみました。
ここで3本の川が合流しますが、真ん中の松木川が濁っているのがよくわかりました。
手前の久蔵川は、治山事業により森がだいぶ蘇っていることもあり、澄んでいます。
森は山の大地を支えるとっても大切な資源であることを改めて思いました。
松木川の濁りがなくなるまで、どれくらいかかるのか・・・とも。
(舎人 鎌田孝男・宮原 哲也 本日の線量:.293μSv/H)
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