雨の谷間の足尾の森作業
本日(5/14)の足尾の天気は雨、8時40分の気温は10度で肌寒く感じました。
済賀スタッフが早めに作業小屋に入り、お湯を沸かし、ストーブに火を入れてくれました。厚い雲に覆われ雨も降っていたので”みちくさ”はオープンせず森作業を行うことにしました。
9時前にメンバー5名全員が揃いました。お湯も沸き、暖めたカップに入れたコーヒーを飲みながらミーティングを行いました
森作業の打ち合わせの前に、先日の中倉山に凛として生きる「孤高のブナ」保護と、その子孫の「希望のブナ」植樹に参加した山田さんが知人と一緒に参加してくれましたので感想を聞きました。中倉山には何回か登っているとのこと。今回「命のつながる新たな瞬間に立ち会えて感動した、見守りたい」と。そして一緒に来た柏木さんは「若い人を連れてきたい、希望のブナを見せてやりたい、また登りたい」と感激していたことの報告がありました。それを聞いて全員が、改めて歴史に残る1ページを開いたことに胸を熱くし、大きく育って欲しいと願いました。
今日の森作業は、18日に広場の回りに植えるミツマタ、アセビが食害に合わないように、獣害柵づくりを行いました。石が多いところでしたがスムーズに作業が進み、35mの柵を午前中に作ることができました。それから、18日にイノシッシ(獣害柵の金網)が搬入されるので、置く場所の確定と整備を行いました。
昼食後は、りんねの杜の砂地、土壌改良地、赤土、湿地を観察し、それぞれの苗木が元気よく幹から葉が伸びていました。苗木の若葉を観察していると、大粒の雨が落ちてきたので作業小屋に戻りました。
土砂降りとなり、大粒の雨が屋根に当たる音で話し声がかき消される中で、18日のアセビやミツマタ、みかん、ブルーベリーなどを植樹するスケジュールや「エコ散歩in足尾」の案内チラシ、そして27日に開催する「地球環境危機下でいかに生きるかを考えるシンポジウム」について話し合い、心合わせしました。雨もやみそうになく15時を過ぎたので終了しました。お疲れ様でした。
本日の森作業は、橋倉、加賀、済賀、山田、そして筆者の大野でした。
(報告 大野昭彦)
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