初冠雪の男体山に驚き、秋本番を迎える足尾松木渓谷
足尾・松木渓谷に向かった昨日、予想していた通りに清滝インターからいろは坂へ向かう道は渋滞でした。予想外だったのは男体山の初冠雪でした。栃木県民35年の筆者ですが、10月の冠雪は記憶にありません。早目にスタッドレスタイヤ交換をしなくてはと思いながら、足尾へ向かいました。
松木渓谷入口の朝9時の気温は10.2℃、天気は晴。早速、「遊動楽舎」(愛称名・みちくさ)のオープン準備。訪問者用の湯を沸かし、今日のベテラン相方の鎌田さんは薪ストーブに薪を入れて着火、その後は取水口のチェックをしてくれました。 午前中は、鎌田さんが獣害防止に幹ガード設置へ、筆者はハイカー数組に声掛け。「男体山が冠雪してました。凍結等に気を付けて下さい」と。 10:30頃、老夫婦が立ち寄り、二人からは森びとプロジェクトの母体、お墓の場所、自家発電設備、「黒い山」(精錬の滓)などの質問をうけました。「宇都宮ハイキングクラブ」に参加している山好きな御夫婦でした。 11時過ぎると、初老の男性が寄ってくれました。足尾は初めてということでした。太田市在住の大川さんという方で、「近所に住む元足尾住民の星野さんから、当時の話を聞いて足尾に興味が沸いた」ので来たと言っていました。でも、「現場はイメージと違う。歴史の影は遺産として残すべき」等を話していました。鎌田さんは『孤高のブナ』の保護活動の話を紹介しました。 昼食後、鎌田さんは幹ガード作業を継続、筆者は聞こえるの秋風と雄鹿の声を聴きながら、ゆっくりと静かな時間が過ぎていく中で訪問者を待ちました。 冷え込む秋を迎えていますが、足尾・松木渓谷入口の紅葉は間もなくです。是非、そんなひと時を味わってください。 本日の放射線量は0.088μ㏜でした。(舎人:弘永・鎌田)
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