ホトトギスの鳴き声響く足尾松木村跡です。
今日の足尾は雨でした。山が雨雲に覆われて幻想的な色と景色を見せていました。
松木村跡に入るとカラミ堆積場の上にシカの群れが見えました。この時期は鹿の出産のシーズンです。母鹿が草むらに隠れている小鹿を守るよう辺りを気にしているようです。
9時、気温は19℃。雨は降り続いています。雨は強く降ったり、小降りになったりを繰り返していました。「みちくさ」の来訪者は現れませんでした。雨が小降りになったので、弘永さんはみちくさの庭の草取りを、私はみちくさ前の広場の草刈りを行いました。
どこかで「テッペンカケタカ」と鳴く鳥の声がしました。夏になると盛んに聞こえるホトトギスの鳴き声です。「松木の里にも夏が来たなあぁ」と夏の訪れをホトトギスが叫んでいるようでした。
昼食後、熱海の土石流の話題になり、この時期は毎年のように豪雨による災害が頻発していることに心を痛めました。亡くなられた方、被災された方に心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。
また、カナダのブリテッシュコロンビア州リットンという村は、49.6℃を記録する気温になり山火事が発生し、村の90%が焼失したというニュースを聞き、驚愕すると同に、これは外国のことではなく、日本でも起きることは十分にありうることだと思いました。何としてもパリ協定が目指す世界の平均気温を産業革命以前の1.5℃高い水準までに抑えなくてならないと思います。
午後も弘永さんは午前中と同じ作業を、私はみちくさの庭の周りの草刈りをしました。雨の中、庭には色々な花が咲いていて、雨で暗くなる気持ちを癒してくれました。
今日の来訪者はゼロでした。雨にけむる松木村跡も幻想的でいいですよ。これから夏本番になると夏鳥や昆虫類、夏の花など楽しませてくれるものがいっぱいです。煙害で居なくなった動植物が戻ってきた足尾・旧松木村跡を訪れてみませんか?
本日の舎人は、弘永さん、筆者(加賀)でした。(本日の線量:0.109μ㏜)
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