松木渓谷を吹き抜ける風は、木々や人間に爽快感を与えます。
本日は7月23日、昨夜の雨で気温が下がり、足尾の森びと広場は涼しく感じられます。寒暖計をみると9時の気温は23℃です。今日の舎人は済賀さんと筆者、森作業に福原さんと加賀さんが参加してくれました。
みちくさのオープン準備を済ませて、作業小屋に集合し、コーヒーを飲みながら打ち合わせを行いました。21日に第3回里親植樹が開催されましたが、臼沢西の森の草の生長が早く、幼木が草に覆われていると報告を受けて、加賀さん、福原さん、筆者は臼沢西の森の草刈り、済賀さんには舎人担当をお願いし、さっそく作業に取り掛かりました。スタッフがハチに刺される被害も出ており、ハチ除けスプレーと薬類を準備し、軽トラックに荷物を載せて森に向かいました。
現地に到着し、植樹地を確認すると幼木が草に覆われています、黄色い花をつけたビロードモウズイカが一段と大きく伸びています。
幼木が太陽の光と風を感じられるように草刈りをスタート。草を刈りすすめると、ウサギに頭を食べられた苗木の根元からは新しい枝が伸び葉を広げています。
刈った草は根元に敷きマルチング。水分の蒸発を遅らせ、木の栄養になります。
草を刈っているとブーンという羽音が横切ります。ハチが来た!と警戒すると、大きなアブが飛び去り、また来た!と見るとトンボが支柱の篠竹に止まりました。そして東側の金網に近くなるとハチが数匹飛び回りはじめ、ハチが落ち着くまでその場所を避けて草を刈りました。ハチは土留めの甲羅板の下の草に潜るように隠れたので、甲羅板の隙間に巣を作っているのかも知れません。
天気が良いため蒸暑く、熱中症にならないように水分を取りながら作業をすすめていきました。ヒグラシの鳴き声が松木の森に響きわたっています。
12時近くになると松木渓谷から涼しい西風が吹き始め、ジャンダルム方面を見ると灰色の雲がでてきました。雨が降ってきそうなので草刈り作業を切り上げ下山することにしました。植樹地10段の草刈りが出来ました。
“みちくさ”には、埼玉県より二人組の女性が立ち寄ってくれました。「自然がいっぱいでいいところですね。紅葉がきれいな秋に来てみたい」と感想を伝えてくれました。「緑基金」にカンパ金をいただきました。ありがとうございました。ハイカーや森ともの皆さまが休憩できるように“みちくさ”横のベンチ周りの草を刈りました。皆さまの来舎をお待ちしています。
草刈りチームが森びと広場に着くと雨が降り出しました。昨日も昼に強い雨が降ったようですが、今日も強い降りです。昼食をとっている間に止むことを期待しましたが、止みそうもないので、ビニールハウス内の整理をし、荷物入れのロッカーを運び入れました。
2時半過ぎに雨も上がり、済賀スタッフより松木の杜の草刈りが途中になっているということで、1時間ほど草刈りを行いました。草に隠れた低木の周りを刈りました。風が通るようになり、低木も気持ちよさそうです。雨が上がるとキジやシカなど森の仲間たちも顔を出してくれました。
3時半を過ぎたので、草刈りに区切りをつけて、道具を片付け、本日の作業を終了しました。
“みちくさ”の訪問者は2名でした。本日の舎人は、済賀、清水。森作業は、加賀、福原でした。
報告・清水(本日の放射線量0.155µ㏜/h)
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