新緑の足尾・松木沢での出会いに感謝です
本日(25日)の足尾・松木沢の9時の気温は18℃でした。風が強く吹いていましたので、長袖のシャツの上にもう一枚上着を羽織らないと寒いくらいでした。「みちくさ」をオープンすると聴こえてきたのは風の音だけでした。いつものキジの鳴き声、動物の姿も昼食時まで見ることができませんでした。
「みちくさ」下のビニールハウスが風でめくり上がっていましたので、舎人・弘永さんとビニールを紐で固定しました。ハウスの傍には白色のスイセンが綺麗に咲いていますので、それを見ていると首都圏と足尾の気温の差の大きさを感じます。
「臼沢西の森」では、カラマツが若葉が鮮やかに緑色を輝かさせています。言うまでもなく、木は植えられた場所を動けません。一生その地で生き抜きます。この木が私たちの目に見えない酸素をつくり、新緑の感動などを恵んでくれています。そんなことを考えると、ちっぽけな自分の都合だけで生きられることを考えてはならないことを教わります。
「みちくさ庭園」内では赤く輝くモミジが目立っていました。
昼過ぎ、二週間前に野鳥観察に来た男子中学生が、ご両親と兄弟と友人の7名で来舎されました。今日は、前回の様にお目当ての野鳥を写真に撮ることできずに残念がっていました。次に訪問してくれた方は、松木村で生活していた当時の貴重なお話しをしてくれました。歴史的な話を伺うことができ、大変ありがとうビザいました。
ロッククライミングに来た男性2名の方のお一人は、「50年前から足尾の山に登っていますが緑が増えましたね、また来ます」と帰路につきました。
最後の方は、宇都宮ハイキングクラブの猪鼻さんが友人と沢登りの帰りに寄ってくれました。猪鼻さんは、働く場所でオオムラサキを見た時の写真を見せてくれました。オオムラサキの青色の鮮やかさに驚かされました。私たちは、ここ松木沢でオオムラサキの乱舞を願って、エノキやクヌギを育てています。その時がきましたら、猪畠さん、是非、オオムラサキを見に来てください。
本日の放射線の線量は、0.095μ㏜、舎人は弘永、済賀でした。(報告・済賀正文)
コメント