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2017年5月 4日 (木)

負の歴史と自然の有り難さが織りなす足尾・松木沢の出会い!

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 昨日の足尾・古河橋前は、華やかな山車と人で大賑わいでした。「足尾まつり」が開催されていました。ピンク色ののぼり旗に「山と川、心のふれあい足尾」の文字が見え、往時の賑やかさを偲ばせています。

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 「足尾ダム」近くの草むらでキジの姿を捉えました。帰りがけには、ウリ坊を卒業したばかりのイノシシも見ることが出来、動物の世界も春を満喫しているようでした。

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 多くの桜が花びらを散らした中で、「みちくさ」前のしだれ桜は最後の輝きを見せ、私達の目を楽しませてくれています。その花びらを受けながら、済賀舎人は「竹音器」作りに熱中し、柔らかい日差しとそよ風を受けながら済賀さんは「今日は最高!」を連発していました。

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 憲法記念日の最初の来訪者は、群馬県みどり市から来た釣り人の男性でした。途中、土砂流出で遊歩道が塞がれ、横断するのも一人では危険と判断し引き返してきたそうです。次の来訪者は、さいたま市から来られた吉田さんです。サンレイク草木に宿泊し、松木沢を目指してきました。足尾町の歴史的な存在に興味があり、訪ねて来たそうです。休憩後、松木渓谷を目指して行きました。
 次は、おなじみの滝沢さん親子です。間藤駅近くにわざわざ車を置いて、足尾の町並みや、龍蔵寺も見て来たそうです。そんなお母さんを置き去りにして、爬虫類や昆虫大好きな「たける博士」は観察に余念が有りませんでした。

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 昼食の途中、吉田さんが戻って来ました。土砂流出の現場写真を見せてもらっていると、次の訪問者です。日光市の観光事業部門で働いている菊池さん。プライベートで足尾の観光資源を見て回ったそうです。その熱意に頭が下がりましたが、足尾に観光客を呼ぶためにも、菊池さんのような人との連携を創らなければと思いました。

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 吉田さん、菊池さん、そして滝沢親子と一緒にカメラに収まりました。
 その後訪れたのは、伊勢崎市で建築関係の仕事をしている男性。松木村の存在を最近になって知り、ふるさとを棄てていかざるを得なかった村人の無念さを話してくれました。次には父親と一緒に来たいそうです。

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 最後の来訪者は、東京からきた女性の小林さんです。足尾に来ることは、友達の勧めが有って急に決意したとの事でした。松木沢の現実を見て、次には中倉山の山頂で、「孤高のブナ」にふれたり、荒れ果てた状況を見てみたいとの事でした。是非またおいで下さい。

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 ゴールデンウイークのただ中、大勢の皆さんに「みちくさ」へ寄っていただきました。季節は最高の時です。是非、足尾・松木沢を訪ねて下さい。本日の放射線量は0,21μ㏜/hでした。(舎人・済賀正文、橋倉喜一)

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