本日、遊働楽舎「みちくさ」がオープンしました。
今日、4月4日(土)、遊働楽舎「みちくさ」がオープンしました。4月から11月の土、日、祝日に私たち“舎人”が旧松木村を訪れる森ともの皆さんをお待ちしております。
9時30分の気温は17℃、天候は曇りです。11時頃から霧雨となり、気温が下がってきたのでストーブに火を入れました。
2015年の「みちくさ」スタートにあたり、舎人・森びとスタッフ16名が集まり「みちくさ」の整備を行いました。
森びと広場の苗床のポット苗が猿に荒らされていました。冬の食料確保のため、ポット内のどんぐりを食べていたようです。芽が出る前のポット苗ばかりでなく、芽が出たあとでもポット苗にどんぐりが残っていることを「学習」している様子で、トレイ内のポット全部食べられているものもありました。午前中はポット苗の整理も行いました。
足尾の春はもう少し時間がかかるようです。対岸の中倉山の山頂付近には雪渓が残り、「みちくさ」前のシダレザクラはまだ硬いつぼみです。松木の杜をのぞくと、水仙が一輪開花し、馬酔木の花が満開です。ぜひ、足元に咲く可憐な花たちを見に訪れてください。
午後は、2015年の「みちくさ」の運営について話し合いを行いました。昨年を振り返り、多くの森ともの皆さんと出会い学んだことや、各舎人の抱負を出し合いました。
3月24日に南極大陸の気温が17.5度を観測されたとのニュースが流れる一方で、日本政府は3月31日、2020年以降の温室効果ガスの削減目標について、将来の原発や再生可能エネルギーなどの比率が決まらず目標の策定ができない状況から、年度内に国連に提出することを断念する方針を表明しました。すべての生物の「ゆりかご」である森づくりと、原発に頼らない暮らしの創造に舵を切ることが今問われているように感じます。
5月23日に開催する「第34回足尾ふるさとの森づくり」は当委員会が足尾に植樹を開始して10年目となることから、地球温暖化をなんとか防ぎたいと思っている方や、南相馬市の復興を応援したい方は、ぜひ足尾で森づくりや苗づくりを経験して欲しいと思います。多くの森ともに参加していただき、今年も“山と心に木を植える”活動を進めていきます。舎人一同、多くの森とものみなさんの訪問をお待ちしております。
(舎人:武田、清水 本日の放射線量 0.193μsv/h)
コメント