静かな初春の松木沢渓谷
夜半から降り出した雨が「どくだみ荘」のトタン屋根を叩く音で目が早く覚めました。
遊働楽舎「みちくさ」をオープンして2日目、雨が降ったり止んだりしているので、「森とも」が訪れてくれるのではと期待しておりましたが「みちくさ」を訪れてくれる人はおりませんでした。
足尾の草木の芽吹きは少しずつ近づいている様です。ソメイヨシノの蕾はまだ膨らまず、ヤシャブシの実は写真の様に膨らみ始めました。
雨の合間に食害柵の巡回・見廻りをすると金柵が「鹿?」によって数か所壊されており、取り換えを行いました。「鹿も生きるため」により良い餌を求めて柵内に入ってきます。これも自然であり共生を認めなければならないと思いつつも、若木が枯れては森づくりが進みませんので柵をしっかり補強しました。
周り四方の山々の霧が静かに上昇していくのを見ながら、雨があがってくれるのを願い、ビニールハウスで育てている南相馬市「森の防潮堤」植樹祭用の苗木に撒水をしました。撒水を偶にしか出来ない筆者は、足尾で育てることの大変さと、いつも育苗作業をして下さっているスタッフの皆さんに感謝をするばかりです。
線量を測定するたびに福島第一原発事故で東電は放射漏れの隠ぺい、発表を遅らせたり誤魔化す体質に怒りを覚えます。原発に頼らない「森と生きるライフスタイル」を進めて行きましょう。
本日の線量:0,169μsv/h 舎人:仁平・松井
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