今年もみちくさ、気軽に利用ください!
都内ではサクラが見ごろですが、ここ足尾ではまだ山に雪を頂いた姿が見えます。気温は10時で8℃ですから、春を実感できるのはもう少し先になりそうです。
天気は良いものの、風花が舞うほどに風が強く、今日はどなたもいらっしゃらないかな~と諦めていたところ、午前中にお一人、午後にお二人の方に来社頂きました。みちくさオープンからの初来舎、ありがとうございます!!!
昨年のブログを見ていたらちょうど二週目に初めて来客があり、その時もわたしが担当していたようです。去年よりもちょっと春の訪れが遅いようですね。
本年度第一号で立ち寄ってくださったのが熊谷からの細野さん。松木沢での釣りの帰りで、残念ながら釣果はなかったようですが、久しぶりに解禁となった松木沢を楽しんでこられたとのこと(放射能の影響でここしばらく禁漁になっていました)。20年以上前から通っているそうで、当時のお話などをいろいろと楽しく伺うことができました。
お二人目がたそがれオヤジさん。朝6時に駐車場を出て、太平山の途中まで登ってきたそうで、このあたりの山をよく識り、たびたび登っているとのこと。度々いらしているそうなので、次はまたゆっくりお話を伺いたいですね。
三人目は、足尾の山のマスターUさん。中倉山に残ったおおきなブナの木を私達に教えてくれた方です。足尾の山話でとても盛り上がり、楽しい時間を過ごさせていただいたのですが、最近の中倉山の荒れ具合がちょっと気になると苦言を呈してくださいました。
ブナや山が有名になり、人が入るのはいいのですが、荒れてしまっては本末転倒。観光資源と自然保護、うまく両立する方法を真剣に考える必要があるようです。
先日も調査で臼沢を登りましたが、たくさんの鹿が入っていて、必死に生きているのだと改めて感じさせられます。みちくさの目の前にあるアキグミの木もこの通り。樹皮が食べつくされた枝にはもう、実ができることもないでしょう。
シカの食害が大きな問題になってすでにかなり時間が経っていますが、なかなか良い解決策がないようです。害とはいえ、もとはといえばオオカミを滅ぼした人間さまのせいなんですけどね。そういえばオオカミを輸入してきて放つという壮大な構想がありましたが、どうなっているんでしょう。足尾なんて良い実験地になりそうなのですが。(舎人 小黒伸也 0.197μSv )
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