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2014年4月

2014年4月29日 (火)

足尾・松木渓谷は淡い新緑で賑わい始めました

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 今日は、“昭和の日”、飛び石連休で松木を訪れる人はまばらでした。11時ごろ釣り人(2名)が、帰り際に立ち寄りました。「釣れましたか?」の答えは「一匹ずつ」ということでした。「釣りが出来る、ポイントが無い」ということで、昨年の豪雨によりポイントが無くなってしまったのかなど、『みちくさ』で話し合いました。

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  昼すぎに、立ち寄ってくれた(F)さんは「熊とばったり会った」と興奮気味に話してくれました。松木川対岸で熊が水を飲んでいたそうです。熊はFさんに気づいて山に逃げて行ったそうですが、写真を撮ろうと思ったが中々カメラが取り出せなかった、と言っていました。カメラには逃げる熊の尻だけが写っただけで、Fさんは悔やんでいました。

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 今日は雨予報でしたが、みちくさを閉める4時には雨は降ってきません。足尾・松木沢の苗木や木々たちは雨が待ち遠しいのですが。

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 みちくさ畑では急に夏日になってしまったのでギボウシ、行者にんにくが顔をだしました。

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  野イチゴは花を咲かせてしまいした。

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 3時過ぎには数十匹の猿が移動してきました。猿は天気には無関係な様子で、桜の花びらを求めて山奥へ移動していました。途中、森びと広場の桜を食べようとしていたので、遠慮してもらいました。(舎人・仁平、高橋、今日の放射線量は0.263μSv/h)          

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新緑・真近い臼沢の森

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  時より強い沢風が吹く松木沢渓谷の新緑の木々から、ホウジロ、シュジュウガラやメジロなどの囀りが聞こえてくる。 臼沢の森は、新緑真近い情景を醸し出しています。若葉茂る臼沢の春はそこにあるようです。

今日,みちくさを訪れてくれましたのは、朝早く松木沢ジャンダルム(グランドキャニオン)を登頂した那須の鈴木さんと増子さんです。本日撮影した写真を寄贈してくれました。ありがとうございました。Cimg6289

Cimg6291_2 次にJREU大宮地本の皆さん10人が研修の途中訪れてくれました。

 
最後に訪れてくれましたのは、渡良瀬未来基金の野本さんの案内で、秋に足尾・松木沢に学びに来ている壬生北小に転校された野鳥大好きな小林さん家族4人でした。小学校5年生の僕は秋にみちくさに来ることを楽しみにしていました。秋にお待ちしています。

      本日の線量(0,219μSV/h)<舎人:小林・松井>

 

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松木沢ゴールデンウイークの初日

 

快晴に恵まれたゴールデンウイークの初日、遊働楽舎を9名の森ともが訪れてくれました。

最初に立ち寄ってくれたのは、佐野市と東京から来た3人の釣り人。釣果はありませんでしたが、松木沢で熊と10mくらいの距離で出合った時の恐怖心や貴重な日光岩魚が松木沢には生息しているが、今日は残念ながら駄目でしたので次回は頑張りますと話してくれました。“乞うご期待”

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次に訪れてくれましたのは、4回目になる東京Nさんと埼玉のTさんの若者ハイカー。ウメコハ゛沢まで行くことができましたが、ダイナミックな岩場や煙害で破壊された地形だと思うと考えさせられます。また、途中で日頃見ることができないキツネや鹿、猿等の野性動物に出会い自然と触れ合うことが出来ましたと感動。

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最後に訪れてくれた4人の方は、足尾みどりを育てる会の植樹を終えて立ち寄ってくれました。中倉山に生息しているブナの木の写真を見て感銘しておられました。 

みちくさに立ち寄って頂きました森ともの皆さんありがとうございました。またの来舎をお待ちしております。

             本日の線量(0,291μSU/h)(舎人:岡安・松井)

2014年4月20日 (日)

いのちの躍動!松木の杜は芽吹き・開花の季節です。

本日は4月20日(日)です。松木村は雲に覆われ、とても寒い天候でした。午前9時15分、遊働楽舎「みちくさ」の温度計は4.5℃です。ストーブに火を入れ「みちくさ」をオープンしました。

 

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橋倉さんに「みちくさ」の番をお願いし、松木の杜の柵の点検をしました。

杜の中に新しい鹿の糞が落ちており、幼木が食害にあっているので慎重に見回ると、杜の西側の金網が体当たりをしたのか、鉄線が外れるほど壊されていました。上部に鹿の毛が付着していることから苦労して飛び越えていった様子が想像できます。鹿も、木々も命がけです。鹿は自由に動き回れますが、木々は動くことができません。生長を助けるために新しい金網と交換しました。

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11時15分頃、森びと那須クラブの星野さんが、友人の野崎木材工業の森島さんとトラックいっぱいの「木の皮」を運んでくれました。「東松木の杜」で開催される「ふるさとの森づくり」で表土が乾かぬようマルチングに使用します。手作業で降ろすため橋倉さんも応援に向かいました。多くの“森とも”のみなさんの協力で森づくりの準備が進められています。

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曇天と寒さの影響か、松木を訪れる人も見受けられず「みちくさ」を訪問する方もいませんでした。間伐材の整理をしていると「みちくさ」の常連になりつつあるキツネがやってきて現場監督のように作業を眺めていました。その姿に笑みがこぼれます。

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松木は芽吹き・開花の季節です。いのちの躍動を見ることができます。多くの森ともの訪問をお待ちしています。

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(舎人:橋倉、清水  本日の放射線量 0.242μsv/h)

 

芽吹きの春、色とりどりの花たちが森ともを待ってまいます

本日は4月19日(土)、松木村は快晴です。気温は19℃と過ごしやすい一日となりました。

松木村の木々はまだ硬い蕾ですが、よく見るとサクラやコブシが花開き始めました。松木の杜の水仙は満開です。

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午前11時30分頃、埼玉からハイキングに訪れたご夫婦が遊働学舎に立ち寄ってくれました。足尾の景色がとても気に入った様子で、山菜のことで話が弾みました。「はじめて足尾の山に来ました。クマの足跡にビビりました。また来ます」とノートに書き記してくれました。5月24日開催の「足尾・ふるさとの森づくり」への参加をお待ちしています。

 

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久しぶりの舎人に緊張しました。やっぱり足尾はいいね!多くの森ともの訪問をお待ちしています。

 

(舎人:鎌田、松村宗 本日の放射線量 0.219μsv/h)

 

2014年4月13日 (日)

“冬の厳しさ”があっても、自然はいのちを繋ぐ!

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 青空の下で訪問者を待ちました。一番先に訪問してくれたのは若い鹿たちでした。

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 午前中は松木川上流を歩きました。仁平舎人は室内用の生態系アルバム台の製作をしました。

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 昼食を食べているとイヌワシを探しに来た、と男性二人が立ち寄りました。

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  その後、「みちくさ」柱のペンキを塗っていると、女子大生二人が寄ってくれました。初めての松木沢渓谷散策ということでした。栃木県に住む女子大生からは散策で拾った植物の化石を見せていただき、そのひとつをみちくさに置いてくれました。登山と生物に興味がある女子大生でした。美味しいチョコレートありがとうございました。

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 昼過ぎの気温は19.5度に上がりました。沢では釣り人がのんびりとひと休み、残雪が融けて沢に流れている音は心を和らげてくれました。

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 それにしても鹿や猿の食害はあちこちに見られました。それを見ていると、動物たちの越冬は相当厳しかったと思いました。

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  しかし、ミツマタ、アセビはいつもの花を咲かせ、その花の蜜を蜂が舐め、虫たちをホオジロやシジューカラが追っていました。

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 (舎人:高橋、仁平・本日の線量は0.23μSv)

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2014年4月12日 (土)

足尾・松木沢渓谷も人を呼び出しはじめました

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 午後の気温が16度になった松木沢でした。昨日に続き春日和のみちくさでしたので、出会いを楽しくするために絆の森のコブシをみちくさの入り口に植えました。少し鹿に幹をかじられていますが、みちくさのシンボルツリーになってほしいものです。

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 午前中は釣り人達の皆さんと帰りに立ち話をしました。釣果はゼロということでした。水が冷たすぎるという話でした。また、今年は鹿が死んでいる目立つと言っていました。2月に二週間続けて降った雪のせいではないかということでした。

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 昼食後の13時過ぎ、大平山登山の下見に来たという男性二人が寄ってくれました。群馬県内の会社に単身赴任で勤めているので、リフレッシュを兼ねて来月に登山する計画を立てたそうです。話をしているうちに舎人・小井土さん宅と近くに住んでいる方がその一人で、鉄ちゃんのマナーの悪さ、松木村廃村等の足尾銅山の歴史の話をしました。中倉山にも登って、シロブナに会ってみたいと言っていましたので、7月20日に計画している中倉山登山に誘いました。

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 ジョウビラキも春を満喫しているようでした。

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 キツネも元気に春の陽を浴びていました。(舎人:小井土、高橋・本日の放射線量:0.30μSv)

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2014年4月 7日 (月)

今年もみちくさ、気軽に利用ください!

都内ではサクラが見ごろですが、ここ足尾ではまだ山に雪を頂いた姿が見えます。気温は10時で8℃ですから、春を実感できるのはもう少し先になりそうです。

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天気は良いものの、風花が舞うほどに風が強く、今日はどなたもいらっしゃらないかな~と諦めていたところ、午前中にお一人、午後にお二人の方に来社頂きました。みちくさオープンからの初来舎、ありがとうございます!!!

昨年のブログを見ていたらちょうど二週目に初めて来客があり、その時もわたしが担当していたようです。去年よりもちょっと春の訪れが遅いようですね。

本年度第一号で立ち寄ってくださったのが熊谷からの細野さん。松木沢での釣りの帰りで、残念ながら釣果はなかったようですが、久しぶりに解禁となった松木沢を楽しんでこられたとのこと(放射能の影響でここしばらく禁漁になっていました)。20年以上前から通っているそうで、当時のお話などをいろいろと楽しく伺うことができました。

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お二人目がたそがれオヤジさん。朝6時に駐車場を出て、太平山の途中まで登ってきたそうで、このあたりの山をよく識り、たびたび登っているとのこと。度々いらしているそうなので、次はまたゆっくりお話を伺いたいですね。

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三人目は、足尾の山のマスターUさん。中倉山に残ったおおきなブナの木を私達に教えてくれた方です。足尾の山話でとても盛り上がり、楽しい時間を過ごさせていただいたのですが、最近の中倉山の荒れ具合がちょっと気になると苦言を呈してくださいました。

ブナや山が有名になり、人が入るのはいいのですが、荒れてしまっては本末転倒。観光資源と自然保護、うまく両立する方法を真剣に考える必要があるようです。

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先日も調査で臼沢を登りましたが、たくさんの鹿が入っていて、必死に生きているのだと改めて感じさせられます。みちくさの目の前にあるアキグミの木もこの通り。樹皮が食べつくされた枝にはもう、実ができることもないでしょう。

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シカの食害が大きな問題になってすでにかなり時間が経っていますが、なかなか良い解決策がないようです。害とはいえ、もとはといえばオオカミを滅ぼした人間さまのせいなんですけどね。そういえばオオカミを輸入してきて放つという壮大な構想がありましたが、どうなっているんでしょう。足尾なんて良い実験地になりそうなのですが。(舎人 小黒伸也  0.197μSv )

2014年4月 6日 (日)

2014 みちくさ オープン

4月5日小雪降る中みちくさをオープンしました。

オープンをすると雪もやみ早春の晴間が広がり心地よい

風がとおりすぎる中、みちくさ内を清掃し、森ともを迎える

準備が整いました。

Dsc00304_4 朝の天候の為か、みちくさに立ちようる森ともいませんで

した。

みちくさ脇にあるビオトープ見ると、今年もヤマアカガエル

の卵が3ヶ所に増えオタマジャクシが元気に泳いでいます。

森ともの協力で足尾の森が少しずつ回復しているのを実感

しました。

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Dsc00318_4 (本日の舎人 鎌田、小川  線量 0.211ミリシーベルト)

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