人間と森が育んでいる豊かな生態系に驚き?
8月最後の日曜日、天候にも恵まれて多くの方が松木沢・「みちくさ」を訪れてくれました。宇都宮市から来られたご夫婦は、半月山をはじめ色々な所を訪れていますが松木沢に入ったのは初めてと言うことでした。お二人には、舎内二杯っていただきアナグマやツキノワグマの映像を観てもらいまししたが、目の前にアナグマやツキノワグマが棲息していることに驚いている様子でした。また、桐生市から訪れた60才男性は写真撮影に来ている様子でしたが、急いでいたせいか「自然を大切にしなければいけない」と言って、松木沢を後にしました。下野市から来た60才代の男性は会社の山岳部で月1回は山に入っている方でした。この方からは、食事をしながら皇海山への登山ルートや休憩場所などを教えて頂きました。さらに、「何か手伝うことがあれば協力します」と申し出てくれました。今市市から来た70才代の男性は、ハゲ山の絵を描くことが好きで松木沢に来た、と言っていました。
13時頃には、足尾の歴史をガイドしている山田組の山田さんが日光市生涯学習の皆さんを案内してくれました。皆さんには、アナグマやツキノワグマの動画を観ていただきましたが、皆さんから「オー」という歓声が上がり、足尾の自然に感動しているようでした。その中の一人の石川さんは、「ここで石川啄木と遭うとは思わなかった」と言って、大人の絵本「サルと人と森」を買って頂きました。
14時25分頃、アナグマやツキノワグマの動画を提供してくれている坂本さんがみちくさに来て、「臼沢の森に熊が入った」と言ってその映像を見せてくれました。今日は出会いが多く、新しい“森とも”に会った気がしました。(舎人:松井 富夫、済賀 正文)
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