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2019年11月

2019年11月25日 (月)

立派に育った足尾・松木沢の森

季節外れの台風の影響か、関東地方は昨日から雨模様。松木もしっとりと小雨が降っています。

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 中倉山も霞んでいます。

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 臼沢の森も麓までしっかりと色付きました。

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 ストーブに火を入れて、「みちくさ」周りを少し散策

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いつの間にか「みちくさ」の脇に索道が出来ている!

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 近づいて見ると、メインのケーブルは直径5cmはありそうな太さで、対岸の砂防ダムの上の方まで行っているようです。4段目のダムの上にも重機が!どうやって上がったのか

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 お昼前には雨上がり、太陽が出て来ました。気温はどんどん上昇して20℃超え。少し足を伸ばして河原まで。昨日からの雨で水量が増しています。山に木が少ないから一気に水が増えてしまうのかな

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 「みちくさ」の窓から「松木の森」がキレイに色付いて見えたので、久しぶりにのぞいて見ました。

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 木々の樹高も高くなって、立派な森になってきました。黄葉も見事です。

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 比較的平地なせいか、落ち葉が流れず堆積して土壌を豊かにしてくれているのでしょう、臼沢に比べて土らしい土になっている気がします。

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今日の「みちくさ」も、のんびりとした一日でした。

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 「みちくさ」は来週、1130日(土)閉舎です。本日の舎人は、加賀と小柴でした。

(放射線量:0.120μSv/h

2019年11月23日 (土)

冷たく静かに茶色から灰色に向かう足尾・松木の森

今日の足尾は灰色の雲の中で雨が降っています。肌寒いので早速ストーブに火を入れました。気温は9時現在9℃、このまま気温が上がらず寒い日になりそうです。

P1030727 ゲートから製錬所跡方面

P1030729 雨に煙る民集の杜・臼沢の森

P1030736_2 森の秋祭りの余韻残る臼沢の森

P1030741 クスノキの葉の緑色は茶色の風景にアクセント

P1030742 打ち合わせ後、取水口の検査に行くと、途中のホースが外れていました。小川さんが修繕しようとスパナを探すが見つからず、手で押しこみ応急処置をしました。また、橋倉さんが放射線を測りに行くと、臼沢に行く途中の祠の屋根石が落下しているのを発見しました。一人ではビクともせず持ち上がらず、昼食後に二人でやっと載せることが出来ました。それにしても、犯人は熊なのか、猿なのか、鹿か?、人間か?何日か前に地震があったようで、その所為か?

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P1030753 今日の予定はみちくさの大掃除ですが床は綺麗です。小川さんが強力掃除機を持ってきてくれましたが余り出番がありませんでした。棚の埃をとり、窓ふきを行い新年を迎える掃除を行いました。窓は新聞紙で拭くとインクの油の効能でとてもに綺麗になります。

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今日は一日中寒く、雨も降り続き、来訪者はありませんでした。今日の舎人は小川、加賀(筆者)でした。橋倉さんも助っ人で来てくれました。本日の放射線0.098μ㏜でした。

2019年11月16日 (土)

足尾・松木沢の森の秋祭りは絶好調でした

 今日は松木沢の森の秋祭りが本番ではないかと期待していました。天気も祭りを味方して木々の鮮やかな秋色に心が躍りましたが、天気はぼちぼちでした。それでも森の秋祭りは絶好調でしたので、その様子を紹介します。

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2 「臼沢の森」

 午前中の森びと広場では、松村健スタッフが息子さんとコンテナをトラック積み、運び出してくれました。

2_2  昼頃には、素敵なカップルが「みちくさテラス」で食事をしてくれました。「臼沢の森」の紅葉がゆったりとしたひと時を演出しているようでした。

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Photo_7 「新松木の杜」

 午後は、森づくりの実習に来てくれた国分事務局員と仁平スタッフがコンテナ跡の片づけをしてくれました。

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Photo_5 「民衆の杜:上下」

Photo_6  15時のお茶にしようとお湯を沸かしていましたら、2名のクライマーが寄ってくれました。クライマーは福島県の佐藤さんと埼玉県の北沢さんで、二人はクライマーの心構えの話をしてくれました。命を守る道具、体力づくり等の話しを聞いていると、岩に向き合っていくクライマーの自然への畏敬の念を感じました。佐藤さん、北沢さん心温まる話をありがとうございました。

Photo_8  閉舎する頃になると、大木さんが寄ってくれました。大雨の被害が心配で松木渓谷の様子を見に来た言っていました。昼頃には瞬間的に雪が舞いましたが、森の秋祭りの黄色、赤色、紫色がとても印象に残った一日でした。

Photo_9 「松木の杜」

Photo_10 「松木の杜」のシラカンバたち

 本日の放射能線量は0,120μ㏜/hでした。舎人は高橋、仁平そして国分でした。(報告 仁平範義)

 

2019年11月 9日 (土)

松木の秋はたくさんの色にあふれています

気持ちの良い秋晴れでした。空気は澄んでいて、陽が当たっている間は寒くもなく過ごしやすかったですが、陽がかげると結構寒さを感じる、そんな一日でした。

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・なぜか白い花が人気でした。

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日光ではすでに標高が高いところは紅葉は終わっていて、だいぶ下に降りてきているようですが、
天候のせいか色づきが良くないという話でした。今年はどこも同じようで、足尾の紅葉もいまいちはっきりしません。このところの寒暖差で少しは色づきがきれいになるといいのですが。

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朝は来週の17日に予定されている「秋の感謝デー・いにしえの日光街道踏査」で歩く、足尾・深沢の下見をしてきました。前回の台風と大雨の影響で、林道が崩れていないか、川を渡ることができるかの確認をしてきましたが、幸いどちらも問題なさそうでした。

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・鎌田さんのカマの一振りで地面が裂けたわけではありません

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・渡渉ポイントは問題なし!

遅く開けたみちくさでしたが、午前中は立ち寄ってくださる方はおりませんでした。

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お昼過ぎに、こちら側から中倉山にとりつく場所を探している、という方が、通り過ぎて行かれました。岸壁側から登るというので、それなりのベテランの方だと思いますが、気を付けて行って欲しいですね。

14時に仙台からいらした戸島さんが、松木村の跡を探していると来舎されました。環境学習に携わっているということで実地のフィールドワークを行っているとのこと。カッコいい自転車で颯爽と立ち寄ってくださりました。学習の場所として、ぜひここを使ってくださいね。

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相方の鎌田さんは、休むことなく、道具や水場のチェック、水やり、草刈りと忙しい一日を過ごされていました。本当に働き者なのです。

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・見よ!研ぎ終わった切れ味の良さそうな刃を

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・この苗はみちのくのものだそうです

松木沢はたくさんの色があふれていました。ぜひみなさんも小さい秋を見つけにお立ち寄りください。(本日の線量:0.107μSv 舎人:鎌田、小黒)

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・ウサギの足跡?

一つさみしい報告です。
隣の、たしか東電さんが作られていた森の一部が、治山工事に必要なのか、重機を入れるため、伐採されて道ができていました。

私たちがここに入る前に植えられていた木々ですから、おそらく20年以上の樹齢ではなかったかと。。。工事の方も必要があってのことだと思いますし、できるだけ影響は少なくしてはくれているのでしょうが、立派に育っている木々が、こうして一瞬にして消えてしまう、というのはなんとも切ないものです。

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自然(森)と人の繁栄と、どちらが、という話ではなく、何をするにしても自然の大切さを前提にしてから物事を進めることができたら、もっと世の中は良くなっていくのではないのかな、と考えさせられた出来事でした。

2019年11月 4日 (月)

足尾・松木渓谷の穏やかな秋の青空の下で自然を愛する心の交流

薪ストーブの煙突からの煙が上下左右に流れる南風が吹く秋の青空の「みちくさ」。

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Photo_3  朝の室内掃除をしている9時頃、ひとりの若者が「バッジありますか。沢入岳はこちらでよいですか」と言って舎に入ってきました。バッジを差しあげると、川越市から来た若者は「出直してきます」と言って戻っていきました。

Photo_4  10時、元舎人の唐澤さんが手伝いにやってきました。3人でコーヒー飲んでいると、親子が寄ってくれました。コーヒーを飲みながらの話しは、日本のアルプスを登った経験のある母親のDNAが娘さんに受け継がれているようで、二人の山歩きの話しと足尾の自然の話しで場は盛り上がりました。中倉山の素晴らしさを娘さんに話すと、娘さんが登ってみたいとなり、その時が来たら唐澤さんが案内することになりました。

Photo_5  12時前、“ドーン!”という音がすると同時に「みちくさ」が縦に揺れました。地震だと思いラジオニュースに集中していると「震源は栃木県北部で震度2」ということでした。「みちくさテラス」で昼食を摂っていた森びと専属カメラマン?田口さんもびっくり。テーブルのペットボトルが宙に浮いたと驚いていました。

Photo_6  3人で昼食を摂っているとジャスパーさん、ダニエルさんが寄ってくれました。二人とも米国人で、高崎市で仕事をし、足尾グランドキャニオンを見に来たと言っていました。「みちくさ」まではグーグルのロードマップを見て歩いてきたそうです。

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Photo_8  ストーブの上で焼いていたさつま芋とコーヒーを二人にご馳走すると、「とても美味しい」と言ってくれました。ひとしきり二人の休暇の過ごし方の話しになりました。

5  本日の訪問者は6人でした。「みちくさ庭園」内のツワブキと菊の花には今年最後の蜜を求めて虫たちが群れていました。

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Photo_10 臼沢の森は日毎に森の秋祭りの本番へ化粧を濃くしています。

Photo_11  放射能線量は0,116μ㏜/h、舎人は高橋、仁平でした。(報告 髙橋佳夫)

2019年11月 3日 (日)

冬の足音が・・・ まだ紅葉も見頃

昨日は、11月としては少し暑いくらいでしたが、今日は一点して寒い一日でした。みちくさのオープンの準備をしていて温度計を見たら気温が10℃なので、訪れてくれる森ともみなさんが、寒くないようにストーブに火をつけて室内を温めました。炎をみていると身体と心がホットします。

Photo_37 オープン時には、曇っていましたがお昼頃になるとお天とうさまが顔を出してくれたら、気温も一気に20℃まで上がってきて少し暑いくらいでした。

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Photo_39 みちくさの周りは、赤やオレンジの洋服をまとった木々たちが綺麗でしょと我々に見せびらかしているようでした

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Photo_42 松木の杜の紅葉と寒桜の白がとてもマッチしていました。 寒桜も見頃

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Photo_44 お昼頃、群馬県大間々から、松木渓谷に散策に来た男性3人がみちくさのテラスで食事をしてから、立ち寄ってくれました。 室内に展示している手ぬぐいを購入されて、職場の方にも見せると写真を撮っていました。 美味しい柿をいただきました。

Photo_45 桐生と茨城からきた男性2人の方も松木渓谷をみた帰りに寄ってくれました。銅を精錬したあとのカラミをみていると山肌に黒いシートでもかぶせているようだと言っていました。

本日の放射能線量 0.110usv/h      天候曇りのち晴れ 気温 10℃ 舎人(小井戸・武田)

静かなむ秋を満喫したい方を魅了する足尾・松木渓谷での出会いは心を和ます

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Photo_3 ブナの紅葉

 三連休の初日は爽やかな東風が吹き抜ける快晴の昨日(11/2)でした。8時半頃には、「中倉山に行くにはこちらですか」と男女から問いかけられました。仁田元川を案内し、二人は「時間が早いから、中倉山に行ってきます!」と言って歩いて行きました。

Photo_2  昨日の出会いは東風が運ぶ緩やかな秋風を求めて遊働楽舎(みちくさ)で出会った方々は4グループ8名でした。 昼頃までは、11/3の「中倉山を元気にする恩送り」の最終的な運営の詳細をチェックし合いました。

Photo_4  その後、松村さんがスタッフの福原さん実家からいただいたリンドウとヤマユリを「みちくさ庭園」に植えました。

Photo_6 Photo_5  そうしているうちに昼頃になり、舎の東側にある「みちくさテラス」では心地よい風に吹かれながらベンチで男性3人、女性1人が昼食を食べていました。

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Photo_9  男性3人組は初めて松木渓谷を訪れ、埼玉県から来た女性は松木渓谷上流を目指し手歩きましたが、大雨で道は悪路となり危険を回避して引き返したといっていました。

Photo_10  昼食後は、「みちくさ」の雨漏りを直す知恵を出し合いました。まずは現場ということで、色々と調べてみると雨漏り対策は屋根を設置する以外はないことになりました。その為の測量と材を検討しました。

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Photo_11  そんなことをしていると猿の群れが「みちくさ庭園」にやって来ました。ボス猿は二つ残っていた渋柿のひとつを上手そうに食べていました。

Photo_12  15時頃になると、足尾・松木周辺の山を知りつくし、足尾の山を散策のフィールドにしている栃木県矢板市のタカさんから足尾の山の魅力を沢山聞くことができました。タカさん、ありがとうございました。

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Photo_14 カンザクラ

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Photo_16 (写真上:臼沢の森、下は臼沢の森に始まった森の秋祭り)

 放射能線量は0,120μ㏜/h、舎人は高橋、松村宗でした。(報告 松村宗雄)

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