足尾は今日ものどかでした
今日も足尾はのどかでした。朝9時の気温は20度を超え、その後も穏やかに上昇して26度。午前中は快晴、お昼に少し雲がでてキツネの嫁入りのような雨が降りましたが、すぐに元の晴天に。足尾の4月にしてはずいぶん暖かいと思う一日でした。
「本当に気持ちがいいねぇ~」
ここに来るのも久しぶりでしたが、舎人としてはなんと3年半ぶり。舎人としてのお作法なんってすっかり頭から消え去っておりました。。。一緒に入ってくれている足尾在住の橋倉さんに手ほどきを受けながら少しづつ動きを思い出す始末です。
のんびり支度をしたあとは、久しぶりなんだから少し周りを見て回ると良い、という橋倉さんの勧めで、植樹地をぐるっと歩いてみました。
森びと広場に降りていくと、サルの群れがお出迎えしてくれました。周囲に植えてある桜の木の花芽を無心に食べています。満開のソメイヨシノには目もくれず、特定の桜の木に集まっています。種類なのか、タイミングなのかはわかりませんが、きっとそれがおいしいのでしょうね。サルたちに桜の花はどう見えているのでしょうか。
モズが高いところで鳴いている間は他の小鳥たちは静かで、時おり、カラの群れやホオジロ、カケスがにぎやかに通り過ぎるのを目にしました。あの岩場に戻る猛禽は何でしょうね。
民集の杜に入るとまだ下草は芽だしが多く、スミレ(種類まではちゃんと見ておらず・・・)やキジムシロ、キランソウなどが目を引くくらい。フキノトウは少しトウがたってしまっていました。橋倉さんがみちくさの裏に植えたというフクジュソウはあと少しってところでシカに食べられてしまったのだとか。フクジュソウって毒なかったっけねと思いつつ、食べたであろうシカの無事を祈ってました(意外とシカには影響がないのかもしれませんね)が、私たちの森にも春植物が芽吹く日がいつか来るといいなあ。と思ったり。
午後に臼沢と臼沢の西に向かいました。森の外に明るい気が合ったので行ってみるとバッコヤナギ(ヤマネコヤナギ)でした。この周辺、シカがたむろしていて、知らずに近づいたらキュンっと高い声を出して逃げていきました。少し高いところにあるので、下の森より少し春が遅いようですね。
この日は結局ジャンダルムを見に行くといって入ったお兄さんが一人通り過ぎただけで、訪問者はゼロでした。
ゲート前の駐車場は満車でしたので少し期待したのですが。みんな中倉山が目的なのでしょうか。この山と孤高のブナが人気になるのは嬉しいのですけれど、松木沢沿いもゆるやかでいろいろ見どころはありますから、是非もっと足を運んでもらいたいなーと思った舎人となりました。(舎人 橋倉、小黒)
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