出会いから新しい知恵を生み出すきっかけづくり
エゾハルゼミの大合唱で足尾・松木沢の森が賑わっている。「みちくさ」は松木渓谷を訪れる皆さんとの出会いが1年以上もない。命を守ることが第一だから、見えないウイルスへの防御の正しい知識などありえないので接触を無くす他ない。
訪問者といつ会えるのか分からないので、出会った時の話題と自然の素晴らしさを感じる環境をつくりたいと、舎人はその準備を整えている。
和凧作りの竹ひごと和紙などは用意した。秋には西風に舞う凧あげで子供心を愉しんでみたい。15年間に育てた森(杜)に触れてもらいたいと、散策路を整備し、草刈りを行う計画を立てている。
「みちくさ庭園」では、草花が咲き、虫たちが蜜を舐め、葉を食べている。野イチゴは白い花を付け、今年も甘酸っぱいイチゴを恵んでくれる。今年は、庭園の中央に野鳥観察の餌台(写真上)を作った。「みちくさ」内の望遠鏡で野鳥の動きを観察してほしい。
夏が来るとオオムラサキを飼育ハウスで見られるかもしれない。その時には舎人がハウスへ案内する。先日、舎人の松村宗雄さんが、オオムラサキを飼育・観察・保護している阿部蝶吉さんにお会いし、アドバイスをいただいた。その時の幼虫が下の写真。
画一化された大量生産大量消費ライン上の暮らしのリズムで満足させられている生活の「知識」を、森に触れ合うことによって知恵に変換できれば、新しい暮らしが生まれるかもしれない。
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