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2024年5月

2024年5月19日 (日)

あぁモッタイナイ

この日も朝から25度近くで昨日とあまり変わらない気温でしたが陽が射していないせいかとても過ごしやすい一日でした。風も本当に気持ちが良いです。

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午前中は人影がなかったため、最初の植樹地である臼沢を登ってみました。木々はずいぶん成長していて森然としています。時折キビタキか何かが美声を響かせていました。動物のムッとするような濃い匂いがします。シカが2頭柵内に侵入してていて、近づくとすごい勢いで逃げて行きました。柵に体当たりしているので少し可哀そう。とはいえ、シカさえ入らなければもっと順調に森になっているのですけどね。

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きちんと守られた柵の外と内ではこれだけ植生が変わります。柵の中はこれだけ青々としているのに対して外側は寒々しく砂場のようですもんね(みちくさの隣りの斜面地)。こちらは今後どうなっていくのか楽しみですが、臼沢のほうはちょっと対応が必要ですね。

R0000808奥が柵内、手前が柵外


群馬から来たという釣り人が2名通り過ぎて行きました。今日の釣果は3匹、ヤマメにイワナが釣れたそうです。残念ながら立ち寄ってはくれなかったですが・・・。その後4名のクライマーが通り過ぎましたが。こちらも声をかけたものの立ち寄ってもらえず、残念。帰りはいろいろ予定があるでしょうしね。敷居が高いとか入りづらいわけではないと良いのですが。

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中倉山に行く数パーセントでもこちらに来てくれたらいいのですけどね。今日も駐車場は満車でしたから。ハイキングコース(舎人オープン)がゲートのあたりでもわかるようにできたらいいのかも。

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こんなに気持ちいいところもそうはないですよ。あぁモッタイナイ。(舎人:橋倉、小黒)


民集の杜の近くでアナグマが目の前を横切りました。相変わらず鈍いやつですが、どうしてこんな平和な生き物が生き延びられてきたのかが不思議です。どんな生き方をしているのかちょっと調べたくなりました。

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新緑から、深い緑に模様替えする足尾・松木沢

昨日(5月18日)の足尾は快晴・無風。雲ひとつ無い青空が何とも言えない気持ち良さです。朝9時の気温は25℃、暑くなりそうです。

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ただダムゲートの駐車場は満杯、路上に駐車する車がどこまでも続きます。(両側ではなく片側駐車)

「みちくさ」までの道のりで、中倉山を目指す3組・7人の皆さんに「ルートの間違え」を教えてあげました。仁田元沢と松木沢の分岐点に良くわかる看板が必要ですね。

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今日の舎人当番は、坂口スタッフと私。坂口さんは東京事務所の事務担当をしており、舎人は今日が初めて。オープンに向けての段取りをマニュアルに沿って行っていきます。

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森びと看板前での放射線量測定を行い、近くで動物の観察をしている皆さんにご挨拶。顔を覚えてもらうことからスタートです。

森びと広場や、みちくさの庭などの花や木々の名前も覚えていました。東京の母娘が最近植樹したキバナフジの名前も覚えたようです。

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今日の「みちくさ」来訪者は8人でした。午後2時頃になってウメコバ沢まで行ってきた埼玉県北本から見えた4人。そしてジャンダルムに登頂した群馬県の女性2人と男性1人のグループ。それに、コロナに罹り重体となり生還した男性と、次々に来訪されました。

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お話を充分聞けなかったり、記念写真を撮れなかったりしてしまい失礼しました。

昨日は来訪者の無い時間に、広場につながる道路の修繕を行いました。動物が体をこすりつけて出来た大きな穴を埋め戻しました。数日前に斎賀スタッフが手を入れた場所ですが、必要に迫られた動物たちによって、瞬く間に穴が空いてしまいます。

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坂口スタッフは、初めての舎人を無事終えて少しほっとしたようです。ご苦労様でした。森びとの旗と「みちくさ」がオープンしている目印に置いてある道端のコーヒーカップを片付けて本日は終了しました。足尾ジャンダルムを背にして私たち帰路につきました。(舎人 橋倉、坂口)


2024年5月12日 (日)

ふるさとは淡い緑につつまれていました。親子三世代の里帰り。

 5月11日(土)、遊働楽舎 “みちくさ”の9時の気温は24℃。松木の郷は朝から青空が広がり、臼沢の森には“龍”が地上に降りてきたかのような雲が立ち上っています。

多くの訪問者を期待し、オープン準備をしました。

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 ジャンダルムを目指すクライマーやハイカーが“みちくさ”の前を通過していきます。帰りに寄ってくださいと声をかけて見送ります。

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 橋倉さんが放射線量の計測から戻り、コーヒーを飲みながら打ち合わせを行いました。

「足尾まるごと井戸端」の山田功さんが、足尾出身の3世代を松木に案内し、“みちくさ”に立ち寄ってくれるということで、楽しみに待ちました。

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 11時過ぎに松木渓谷から戻った山田さんが“みちくさ”に到着。親子三世代のご家族を案内してくれました。お茶を飲みながらお話をうかがうと、昭和20年代、中野さん(86歳)のお父さんが足尾銅山の坑内で働き、幼少期を足尾で過ごしたころの思い出を話してくれました。

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 現在は深刻な過疎の足尾ですが、当時は数万人が住む足尾で子供も多く、ラジオ体操も2回に分けて参加したり、小・中学校が本山、通洞、小滝に3つ有り、小滝のグランドで鼓笛隊の応援の下、中学校対抗陸上大会を開催したりと楽しかった頃のお話をうかがいました。医療や安全衛生に携わる娘さんからは、「安全第一」が主流の現在、「安全專一(あんぜんせんいち)」という労働安全衛生のさきがけをつくったのが足尾銅山だったことを学んだことが話されました。祖母と祖父の青春、家族のルーツが足尾にあったこと、家族の歴史を知る旅を通じて絆がより深まることを感じるお孫さんの様子は「負の歴史」で語られることの多い足尾銅山ですが、明るく、たくましく生きてきた祖父母の姿を通じて未来への希望が受け継がれていると感じました。

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 次回来られる際は、荒廃した足尾の山に蘇りつつある森を案内させていただきますのでお声掛けをお願いします。

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 次に訪問してくれたのは、オープン準備をしていた時に「松木村はどこですか?」と尋ねてくれた宇都宮市の小島さん73歳。初めて松木を訪れた小島さんは「足尾銅山は有名ですが来るのは初めてです。歴史を学びに来ました。」と探求心を持って松木渓谷を散策されました。渓谷入り口の高台にある「上の墓地」に気づき、手を合わせて下さったそうです。私たちは春秋の彼岸、お盆に掃除をして花を手向けていますが、私たちの活動を見守ってくださっている松木村民に心を寄せていただきありがとうございました。

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 次の訪問者は、矢板から来られた男性。「山登りの鉄人」のような方です。今日は阿蘇沢から日光側の黒檜岳を登り、シゲ山を越えて尾根伝いに小足沢を下り松木川に降りたそうです。「9時間歩きました。疲れたー」と、“みちくさ”でコーヒーを飲んで一息ついていただきました。にごり沢のペットボトルの小屋にも泊まったことがあり、皇海山など足尾の山々を登った話もうかがい、久しぶりの足尾の山だったようです。またのお越しをお待ちしています。

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 ロープを背負ったクライマーの皆さんも数組通過していきました。淡い緑に包まれた松木の森が微笑んでいるような1日でした。

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 咲き始めたハルジオン(春紫苑)にはシジミチョウやハナムグリ、小さな虫たちが集まっています。自然の恵みを分かち合っているようです。

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 「みちくさの庭」の野イチゴは小さな実が鈴なりです。木々が生長した森から流れる水は草花の生長を助けます。真っ赤に熟した甘いイチゴ、森の恵みを頂ける日が楽しみです。

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 多くの出会いのあった“みちくさ”舎人日となりました。「コーヒーはいかがですか」皆さまの訪問をお待ちしています。本日の舎人は橋倉喜一、清水 卓でした。

(報告:清水 卓)

命の息吹を感じる足尾・松木郷

Dsc00139 本日(5月12日)の足尾・松木郷は、曇り空で15℃(8時30分)で寒く感じました。

Dsc00138 銅親水公園の駐車場は満車でしたが、道路上に車の停車はありませんでした。

10時30分頃に東京都杉並区からお越しのHさんは、昨日足尾町内に宿泊して、今日の日の出と共に松木に入り「対岸に熊を発見して急いでシャッターを押しました」と嬉しそうな顔で熊の写真を見せて頂きました。奥様からのプレゼントの熊避けスプレーを持参していました。GW中には、北海道にラッコの写真を撮りに行きましたとのことです。休の日には、ツキノワ熊の写真を撮り続けているそうです。「ここは、良い所ですね、また来ます」と言っていましたので「森びとブログでみちくさの開舎日をお知らせしていますのでご利用下さい」と案内をしました。

Dsc00141 みちくさの脇の階段を小柴さんと大野さんが修理してくれました。7段を作り、全部で9段の立派な階段が完成しました。お疲れさまでした。Dsc00140

Dsc00143 午後には、大野さんが朝に御声掛けをした宇都宮市のNさんお二人が帰る途中に寄ってくれました。お二人とも完全装備のハイキングスタイルでした。Dsc00152 みちくさの閉舎準備をしていると「ジャンダルムを見てきました」とお二人が足早にダムゲートに向かって行きました。

みちくさの庭には、虫や木々の営みが見られ命の息吹を感じます。

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Dsc00149 本日の舎人は、大野さん小柴さんと筆者(済賀)でした。

2024年5月 6日 (月)

新緑と花が咲き乱れる松木の郷

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Dsc00100 ゴールデンウイークの最終日(5月6日)の足尾・松木は曇り空です。風はありませんが肌寒く感じます。Dsc00098みちくさに着くと(8時30分)気温は17℃でした。二人で手分けしてオープン準備をして訪問者を迎えます。Dsc00104 みちくさの前を自転車に乗った男性二人が渓流つりに行くとの事です。次は、足尾漁業の監視委員の皆さんが通過していきました。みちくさの留守番を橋倉さんにお願いして筆者は、今月15日にJR貨物労組の皆さんが臼沢に植樹をしますのでその準備をしました。作業車に階段材の鉄筋60本と背負子を積んで臼沢の植樹地に向かいました。 

Dsc00118 薄っすらと汗をかきますが、新緑に癒されながら階段を登りました。

Dsc00119 途中、樹皮が食べられた木があり近づいて見るとカツラの木でした。冬の食糧の少ない時期に動物は木の皮を食べながら命を繫いでいます。動物の生きることの必死さを感じました。Dsc00120 JR貨物労組の皆さんが植樹をする入口に到着し、資材を仮置きしました。Dsc00122 Dsc00124 下山時にも新緑に励まされながら足取りも軽く下ることができました。Dsc00126 Dsc00128 みちくさに到着すると古河市から来たHさんが「朝5時から登り始め中禅寺湖を見える稜線を踏査し、銅親水公園まで降り、ダムゲートからここまで来ました」と言っていました。そして「毎週末は山に行かないと筋肉が落ちるので行きたくは無いけど山に登っています」と笑顔で話されたことが心に残りました。

Dsc00129 本日の訪問者は一人様でしたが、貴重な話を聞くことが出来ました。

みちくさの庭では、野イチゴの花の蜜を蝶が一生懸命に吸っていました。Dsc00114 また、ユリは今年も競い合っている様に伸びています。Dsc00116 森びと広場の八重桜が満開です。Dsc00103 心の園では、モミジが鮮やかな赤色を出しています。Dsc00110 ユリも元気です。Dsc00117 サンシユユもしっかり根付いています。

Dsc00113 Dsc00112 午後4時になり小雨が降り始めましたので私たちは帰路に着きました。

 松木の郷の今は木々の若葉色が色々な化粧をしているようです。20年前は草地だらけであった松木村跡地の今を楽しんでみませんか。私たちは土曜日、日曜日に皆さまをお持ちしています。お気軽に声をおかけください。

 本日の舎人は、橋倉喜一さんと筆者(済賀正文)でした。

2024年5月 5日 (日)

目に優しく輝く、新緑の松木郷

 5/5こどもの日、松木郷の気温は9時で25℃もありました。天気は雲一つない快晴。今日も銅(あかがね)親水公園の駐車場は満杯で道路にも並んでいました。臼沢は、薄緑から少し濃い緑になってきたように感じます。様々な木を植えたことで、それぞれの木の葉のコントラストが綺麗です。まさにその森はメニューが豊富な大衆食堂です。Img_0004

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森びと広場の八重桜は満開です。昨年植えた、苗床と「心の園」の桜も咲き始めました。
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Img_0018 今日の「みちくさ」の最初の訪問者は中倉山に登ろうとして道を間違えた人でした。すぐに引き返していきました。

Img_0013 中倉山登山が目的の人が多いので、松木沢には来ないのかなと思っていると、埼玉県上尾からというFさん母子がハイキングの途中寄ってくださいました。お母様は80歳だと聞いて驚きました。若いころは谷川岳がホームグランドでかなり山登りをしたそうです。

Img_0023 次にお見えになったのは、ドーベルマンを連れて宇都宮からきたお二人でした。

Img_0024 10:30ごろになると、さいたま市から来たというTさんファミリーが立ち寄ってくれました。今日はこどもの日なので子供たちが来ないかなと思っていたので、私たちは大変うれしくなりました。ファミリーは鹿の角を見つけたと言って喜んでいました。Img_0025 橋倉さんと昼食をとっていると、5人組の方がやって来てベンチで休んでいます。話を聞くと、高崎から来た同級生とのことです。3・11の震災で東北の復興になればと宮城県の牡蠣小屋で同級会をやった時から集まって色々と楽しんでいるそうです。「カキ小屋」グループだと言っていました。大きな猿が道路を舐めている姿が見られて喜んでいました。

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Img_0037 最後に寄ってくださったのは、桐生から釣りに来たというSさんでした。今日の釣果は岩魚3匹だったそうです。Img_0031 今日は中倉山登山者ばかりで「みちくさ」への訪問は少ないだろうと思っていましたが、14名もの方と出会いました。うれしい悲鳴でした。訪問者の皆様、私たちは皆さんとの出会いを大切にし、またお会いできることを楽しみにしています。

 橋倉さんが合間を見て、先日植樹した「キバナフジ」に幹ガードを付けてくれました。「ウワミズザクラ」の花も大きくなってきました。今年もツキノワグマにとっては美味しいご馳走になりそうです。

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Img_0045 午後2時過ぎになると松木郷は、時折吹く風の音のみで鳥の声も聞こえません。静寂の中で椅子に腰かけ新緑を眺めてボーっとしていると眠くなります。今日は自然の息吹きで心が洗われた気分になれました。久しぶりの心地良いひと時でした。Img_0048本日の舎人は、橋倉さんと筆者・加賀でした。

2024年5月 4日 (土)

春の紅葉が目に輝く松木郷の森

足尾・松木郷は、朝9時の気温22度、初夏とも思える雲一つない青空に一日。ウワミズザクラの花が咲き始めました。

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Dscn0789途中の足尾ダムの駐車場は、満車で駐車場に入る道路脇にも車がいっぱい止まっていました。橋倉さんと二人で、寄り道してくれる方のためにみちくさ室内のテーブルや椅子を雑巾で拭きセットしました。そこに清水さんが来たので、コーヒーを飲みながら打ち合わせを行いました。

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11時過ぎに、リックを背負った方が数人通り過ぎていきました。その後12時少し前でしたが、私たちが昼食を取っていると、リックを背負い鍋やフライパンを片手に持った4人組の方々がみちくさの前を通り過ぎようとしていた。

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大きな声で「お茶していかない」と声をかけると寄ってくれました。お茶を飲み、20分ほど交流しました。群馬県桐生市から来て、松木渓谷の奥の濁沢の河原で釣りなどをして一泊してきたとのことでした。鍋で何を作ったのかは教えてもらえませんでしたが、先日の中倉山ブナ保護の写真などを見ながら話が盛り上がりました。行って見たいと感想を言って帰りました。

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今日は舎人が3人、午後は橋倉さんに留守番を頼み、清水さんと私は、16日に来るJR貨物が植えた森の状況を見るため、臼沢の森に行きました。すると、ミズの白い花が満開で迎えてくれました。

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昨年植えた幼木のほとんどがウサギに幹の先端を食われていました。それでも根の付近から小さな芽を出していました。枯草の隙間から芽を出ているものを見逃さずチェックし、白いビニール紐で目印を付けました。全部で約80本ありました。今度のJR貨物の森作業では、金網の修理と幹ガードを設置していくことを下山しながら話し合いました。

みちくさに、15時ごろに帰ると、橋倉さんが大きなカメラを担いだ、千葉県柏から来た方と話していましたので、記念写真を撮りました。

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みちくさ室内に寄ってくれた方が一人居ました。その方は、「初夏の気温で外は暑く、日差しも強かったので大変助かりました。途中でニホンザル、アナグマを見かけました。カモシカも見たいな~と」感想をみちくさノートに記して帰りました。初夏を思わせる一日でしたが清々しい一日でした。

今日の舎人は、橋倉喜一、清水卓、大野昭彦でした。

雲ひとつ無い天気の中、新人舎人は大忙し!

 今日(5月3日)の足尾は快晴!気温は24℃と、これ以上は無いという気持ち良さ。今日で2度目の”みちくさ当番”の山田サポーター、古河橋ロータリーに到着するや否や、「古河橋三人男」に紹介され、緊張気味に自己紹介をしました。

Dscn9756 三人の足尾町民に、”森びとの山田”の顔を覚えてもらい、これからの取り組みに活かしていけると良いなと思いました。

 4月29日の「孤高のブナ・希望のブナ」保護活動と、ゴールデンウイークが相まってダムゲート駐車場は、中倉山へ向かう登山客の車で溢れかえっていました。

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 みちくさに到着し、開所準備をしていると、群馬県安中市から来られたご夫婦がやってきました。毎年「緑を育てる会」の植樹祭に来ていたが今年は来れなかったので、今日来てみたとのことでした。その感想をノートに記してくれましたが「私たちは、便利さや発展の影を知っていないといけない!と感じました。」という言葉が印象的でした。

 次に来られたのは、足尾ジャンダルムを直登してきた、仙台からのお二人です。自然豊かな松木沢が大好きで、何度も来ているとのこと。その自然を創り出している植林ボランティアの皆さんに感謝です!と笑顔で話してくれました

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Dscn9773 また、福島県から松木に釣りをしに来られた二人は、臼沢の森を見ながら「釣果はゼロながら豊かな自然があったから,それだけでいいんです!」と言っていました。

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Dscn9784 7人目のお客様は、「以前お会いした方だな?」と思っていたら、キツネの写真を沢山寄付してくれた大澤さんでした。その口から嬉しい言葉が飛び出してきました。「日光・足尾の自然と人の暖かさが好きになり、中古の家を買った。月1回は森作業を手伝いたいので、連絡をして欲しい!」と。私たちは、ビックリするやら嬉しいやら、二人で顔を見合わせました。

Dscn9787 今日の舎人は大忙し。お客様の受け入れの合間には、民集の杜に咲く花々(スミレ、ヤマユリ、フデリンドウ)の所在場所の確認を行いました。

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そして、4月29日に東京から見えた親子(母・娘)が植えた記念樹(キバナフジ)にマルチングを行いました。強い日差しでも根元が乾かないように、杉皮を被せてあげました。大きくなる前に藤棚を創ってあげなければなりません。黄色の花が咲くのが待ち遠しい松木沢です。

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 今日は舎人も大忙しでしたが、喜びと充実の一日でした。

                      今日の舎人は 山田浩、橋倉喜一でした







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