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2013年9月16日 (月)

台風接近!中倉山に滝が現れました。

 9月15日(日)、台風18号の接近により松木村の天候は雨です。

 午前9時、松木川の水はまだ濁っていません。山沿いは降り出して間もないのかなと思いながら、遊働楽舎「みちくさ」をオープンさせました。気温は20℃です。 

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空が灰色の雨雲に覆われているせいか、みちくさ内は薄暗く、今日の訪問者を迎える準備をしていると、雨足は更に強くなり、みちくさから見える上流・下流は霞がかかり視界不良。数年前、台風直撃で松木川が増水した時に川沿いの道路が削られている様子を見ており、不安を持ちながら訪問者を待ちました。 

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 昨日、自転車で松木渓谷に入ったハイカー2人組が大急ぎでダム方面に走り去って以降、みちくさ周辺で見かけたのは、対岸の鹿とみちくさ前のバッタでした。

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 台風が接近している中、今日の訪問者はいないだろうと判断し、上流の様子を見に向かいました。途中「ゴーゴー」と激しい水の音が聞こえ「川の増水か!」と思い、見ると砂防ダムから落ちる水の音でした。近寄ってみると、大雨の時にしか見られないと思われる見事な滝が現れました。

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 大ナギ沢まで行くと、水流が早く、また水量も多いため沢を越えるのは危険と判断し引き返しました。

 

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 沢や松木川の要所に砂防ダムが作られていますが、豊かな緑の森がよみがえるまでは、これがなかったら土石流が下流に向かって一気に流れ出すのだろうと実感しました。また、煙害や大火で木々を失った山々への先人の植樹・植林活動によって増えた木々「いのちの森」によって、雨水が木の根に蓄えられ水流を弱めていることもまた実感しました。

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 地球温暖化の影響か、気温の上昇や風雨が強まっているように感じます。自然の猛威に勝とうとしても人間の力はあまりにも小さいと思います。都市部ばかりでなく地方も人工的な構造物が多くなり、自然に合わせて生きてきた暮らしが変化しました。コンクリートやアスファルトは雨水を拒否しています。すぐに雨水で道路が冠水するようになりました。

 私が子供のころ(昭和30年代)は未舗装の道路があり、「水たまり」を飛び越えたり、雨上り後の「水たまり」を覗いて、映る空の高さを「水たまり」の深さと感じたりと想像を膨らませたものでした。

 人間は森に寄生してしか生きられない存在であることを受け止め、自然と共に生きること、ほどほどの暮らしを考えてみませんか。

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 本日「みちくさ」の訪問者はいませんでした。午後になると川の色が茶色くなり、水の勢いも増したため、いつもより早めに「みちくさ」を閉めました。

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 秋もすぐ近くに来ています。森ともの訪問をお待ちしています。

 

 

(舎人:清水  本日の放射線量 0.234μsv/h)

 

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